診断が難しい

双極性障害は、診断が難しい病と言われています。
なぜ、診断が難しいのかというと、うつ状態に関しては、一般的なうつ病とほぼ同じ症状が見られるからです。
うつ病に関しては、「うつ状態」のみが症状として現れるのが特徴ですが、双極性障害に関しては、「躁状態」と「うつ状態」が繰り返し現れます。
そのため、うつ状態の時にうつ病と診断されたとしても、躁状態が確実にないとわかるまでは双極性障害の可能性を疑わなくてはならないのです。
しかし、躁状態が出るまでは、数ヶ月~数年と人によって差があります。こういったことから、うつ状態というだけで、正確な診断を下すことがとても難しいのです。
うつ病と診断されていた患者さんも、最終的におよそ10人に1人の割合で双極性障害と判明しているようです。

では、うつ状態と躁状態の時を比較してみると、どちらのほうがその状態でいる期間が長いのでしょうか。
その答えとしては、うつ状態の期間のほうが長いと言われています。
双極性障害を発症してから、3分の1~半分ほどの期間をうつ状態として過ごします。
また、躁状態だということに自分自身では気がつきにくいため、どうしてもうつ状態の時にしか受診しないという人が多いのが現状です。
そして、上記にもあるように、躁状態よりもうつ状態で過ごす期間が長いので、うつ病と診断されてしまうことが多いのです。